寺院建築その1
撮影:ナトリ工房 |
北西面外観
大本山中山寺の塔頭(たっちゅう)であるこの華蔵院も阪神淡路大震災により既存木造建築である講堂 が倒壊する被害にあいました。今回の復興工事に当っては安全性と耐久性を最優先として鉄筋コンクリ ート造とし、地下は主に設備関係室、1階は庫裡(住宅)、2階を講堂としています。外観のデザインは、 正面参道に面して寺院の格式を重んじ、周囲の環境に調和したものとしています。 |
2階仏殿 | 1階居間,食事室 |
撮影:ナトリ工房 |
撮影:ナトリ工房 |
南東面外観
上と同じく阪神淡路大震災により被害を受けた大本山中山寺の搭頭である一寺院の客殿の新築復興した 建築です。現有する前庭は片桐且元により造園されたと言う桃山時代の石組庭園があり、それを損傷する ことなく、全山伽藍の雰囲気を保持する様、試行錯誤の上完成いたしました。木造に見えて、実は主体構造 は鉄筋コンクリート造なのですが、外観からは微塵もそれと感じさせない様になっています。 |
下之間,床の間 | 書院・内陣 |
撮影:ナトリ工房 |
正面外観
講堂
天井には箱状に銀箔が貼られ、ほのかな映り込みを生じます。正面の仏壇の棚は一枚物のガラス製。 |