駅舎建築
北面外観夕景
この駅は先代の駅舎を建替え、線路敷との高低差を解消しバリアフリー化することが求められました。 バスへの乗換え点であり、雨の日もゆっくり時間待ち出来る様に待合室を備え、バリアフリートイレを完備 しています。 夜には待合室の大きな窓自体が外灯の様になり、駅のアイキャッチとなっています。 |
北面鳥瞰
右側の駅舎棟から線路へ降りる左側スロープ棟を大きな曲面屋根とすることで、伸びやかさを強調してい ます。 駅舎棟対面プラットホーム上家も駅舎から見える一部の屋根形状を合わせ、全体の統一感を醸し出して います。 |
北面外観
手前バスロータリーへの通路は屋根が架けられ、雨に濡れずに電車からの乗換えが出来ます。 また待合室は、バスの発着や迎えの自家用車などの確認が容易な様に、バスロータリー側に向けて配置 されています。 |
南面外観夕景
線路敷とは1.5m程度の高低差があり、周囲の擁壁に合わせ駅舎棟は高基礎となっています。 |
南面東よりスロープ棟を見る
1.5mの高低差のため折返しのスロープとなっています。長い通路に合わせるため駅舎棟とは屋根面の曲 率を変えることで対応しています。 |
東面外観
過去に弊社設計で復元・建替えを行った道後温泉駅の南にバリアフリー対応のWC棟増築を行いました。 また、駅舎内に喫茶店が出来るのに伴い、改修を行いました。 設計にあたっては、明治時代より続く歴史的な意匠を損なわない様に配慮が求められました。 |
南面外観
写真手前が増築のWC棟。駅舎棟を1/2スケールのミニチュアにした様な可愛らしい建築です。 道後温泉駅舎は東面から記念写真を撮影されるケースが多く、このスケール感により駅舎との遠近感を 実際以上に演出しています。 |
東面より改修された店舗(喫茶店)を見る(夕景)
1階店舗部分は総ガラス張りとし、駅ピロティの透けた感じを店舗内にまで展開しています。 左に見えるクラシカルな階段は元々屋外に位置しましたが、周囲をガラス張りとすることで屋内空間として 活用し、外部からも従前の姿を留められる様に配慮しています。 |