商業建築その1
北面外観
隣接する百貨店、駅の利用増を睨んで、当駐輪場が新設されました。土地を有効に利用するために、 3階建とし、コンベア、エレベーターを備えています。右側に見えるのは既設の百貨店との連絡通路ですが、 曲面屋根を採用することで、単調な建物に躍動感を与えています。一番正面のボックスタワー部分は、エ レベーターシャフトなのですが、そのまま駐輪場のサインとして捉え、その容姿の通り "CYCLE TOWER" と 命名しています。自転車の車輪とも、シャボン玉とも思える壁面のグラフィックの上昇感が多層式駐輪場の エレベーターを視覚的に表現しています。 |
エレベーターホール | コンベア |
北西外観 | 1階夜景 |
この建物は外壁がストライプチェックのタイル貼になってます。同系色の地模様として使うことで上品 な感じに仕上りました。夕日に当ると反射によりストライプが見えたり見えなかったり、様々な表情を 醸し出しています。 |
北面外観
非常に視界の開かれた風景に舞い下りた建築として一筆書の印象的なスカイラインを描いています。 ショールームに入っても爽やかな開放感を得られる様考慮しています。雲の波間を抽象的にイメージした 天井は、突当る壁がミラーになっており,どこまでも連続するように見えるトリックになっています。 外部に見えるサイコロ(見えます?)は、実は車止めとイスを兼ねており、出来るだけ無粋な車止めが 出ないよう考慮されています。 |
ショールーム
正面夜景
南西面外観
かなり以前の駐車場建築ですが、時代の要望で2期、3期と増築が行われてきました。 手前に伸びている空中通路は当時四国唯一と言われたトラベータと呼ばれる、真横に動くエスカレー タで、手前に隠れているデパートに接続しています。 |